韓国では大学を卒業しても就職難です。そのため、海外へ留学したり、大学院に行く人が多くいます。

韓国旅行や韓流ドラマをもっと楽しみたい方に「韓国の就職事情(仕事)」をお伝えします。

転職が多い韓国人

韓国人の価値観の中に、途中で何があっても結果がよければいいという「終わりよければ全てよし」の考えがあるためのせいか、韓国のサラリーマンの7割は転職経験を持ちます。

イナゴ族

1年未満の勤務者のことを田んぼ(会社)の稲を食い荒らして、すぐにどこかへ飛んでいってしまうという意味で「イナゴ族」と呼んでいます。

韓国大手就職サイトでのアンケートによれば、30%の人がイナゴ族になったことがあると回答しています。

会社を辞める理由は「能力よりも低い評価」、「過酷な労働条件」、「同僚や上司との不仲」が上位にランクインしています。

厳しい就職事情の韓国

不景気のせいもあってか、韓国人の就職事情はとても厳しいです。景気の回復を待つために、海外へ留学をしたり、大学院へ進んだりするのはよくあります。

韓国にはサムソン、現代、LGなど財閥系の大企業もありますが、日本に比べて圧倒的に中小企業が少ないので、大企業に入れなかった人の受け皿が少ないことが「就職できない」という状況に繋がります。

有名大学を出て、大企業に入っても、安心できません。その中で熾烈な戦いが待っています。

大学を卒業しても、フリーターをしている人がたくさんいます。ただ、アルバイト料は日本に比べるととても低いため、生活をするのも大変なぐらいです。

サムソンのビル

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