韓国人は人と人との繋がりをとても大切にします。

韓国旅行や韓流ドラマをもっと楽しみたい方に「友達思いな韓国人(友達)」をお伝えします。

すぐに友達になれる韓国人

韓国人同士は何かしらの共通点があるとすぐに友達になります。日本人以上に愛国心があり、仲間意識が強いからです。ただ、好き嫌いをはっきりというため、嫌いな人とは一切話しません。

韓国人と仲良くなると

韓国人と仲良くなると、とても親切にしてくれます。留学時代、makoのルームメイトの韓国人は、食事を別々に作る約束をしていたのですが、そのルームメイトが食事をしていると、makoをよく誘ってくれたり、お菓子を買ってきたりしてくれました。

「冷蔵庫の中ものもの好きに使っていいよ」とも言ってくれました。これでは私が何かを与えてもらって喜んでいる子供のようですが、韓国人は自分が食べていたら人に与えるのが当然という感覚があるようです。

何でもシェアの韓国人

留学時代、makoが通っていた語学学校の暮らすには、日本人が3人、韓国人が8人いました。昼食は各自で弁当を持ってきており、日本人は相手の弁当は気にせずに1人で食べているのですが、韓国人同士はそれぞれの弁当をいつも分け合ってワイワイ食べていました。

韓国人のクラスメイトがクッキー(手のひらぐらいのサイズ)を買ってきたときのこと。そのクッキーを割って、他のクラスメイトにほとんどあげてしまい、その彼が食べるクッキーはほとんどなくなってしまいました。

ガムを食べようとしたときも、ガムをクラスメイトにあげて、彼の手元には1つのガムしか残っていませんでした。

食べ物関係ばかり取り上げてしまいましたが、韓国人は自分の割り当てが少なくなっても、自分のものを常に仲間と分け合うという感覚の持ち主です。この場合はむしろクラスメイトのために買ってきていると言ってもいいほどです。

日本人にとっての韓国人

韓国人の友達といるときにmakoが気をつけていることは、「自分のものだけを買わない」「何かを買ったら、相手にもあげる」ということです。

日本人の場合、友達と一緒にいても、喉が渇いたらジュースを買って自分だけが飲み、お腹が減ったら何かを買って自分だけが食べます(もちろんシェアする日本人もいますが)

韓国人同士、または韓国人の友達と一緒にいる場合、自分だけが飲む、自分だけが食べるという行動は信じられないことです。常にシェアします。

ただ、日本人には「韓国人の友達の前で何か食べたら、分けなければいけない」と思って、何だか食べずらくなってしまうのも事実です。

自分のものはみんなのもの。みんなのものは自分のもの

韓国人が自分のものを常に仲間に分け合うということは、仲間のものを自分のものと同じように考えるところがあります。そのせいで、勝手に冷蔵庫のものを使われたり、部屋に入られたりするわけです。

これは日本人にとって、プライバシーを侵害と感じることもがよくあります。

日本人は個を大切にする傾向があるので、逆に韓国人にとって、それを冷たく感じるときがあります。

とても親切な韓国人

韓国人の友達思いは相当なもので、いろいろな面で親切で、家族のように接してくれます。「日本人だったら、ここまでしてくれないだろうなぁ」と思うことがあり、感動したこともあります。

韓国人とは、細かいことにこだわらず、大きな気持ちで接し、持ちつ持たれつの関係を築ければいいんじゃないかなと思います。

仲が良いのに友達じゃない

いつも一緒に行動している韓国人2人に「君たちって本当に仲がいいよねぇ。いい友達ができてよかったね」と聞いたら、「私たちは友達じゃないよ」と言われました。私が驚いて「じゃ何なの?」と聞くと「僕らは兄弟だよ」との答えが返ってきました。

韓国では同じ年齢の人以外は友達とは言いません。「友達=同じ年齢」です。年齢が違うとお兄さん、弟、お姉さん、妹になるのです。

そのため、韓国人が「兄弟」「姉妹」と言う場合、本当の兄弟や姉妹なのか、年齢が違うだけの友達なのかがわからないことがあります。

もちろん日本でも年齢が違う友達は若干の上下関係が存在する場合もありますが、韓国人の中では友達同士でも日本人以上に上下関係があります。