日本語で「これ」「それ」「あれ」「どれ」などの指示語を「こそあど」と言ったりしますよね。
韓国語にもこれに該当するハングルがあります。
今回は、例文を使いながら、この「これ」「それ」「あれ」「どれ」を一つずつご紹介していきます。
買い物でよく使う「これください」や「これはなんですか」もありますよ。
韓国語の文法「こそあど」について勉強していきましょう。
韓国語の「これ」
韓国語の「これ」は、「이것」(イゴッ)です。
이것(イゴッ)
これ
「この」を意味する「이」(イ)に「もの」を意味する「것」(コッ)が組み合わさっていますので、「이것」(イゴッ)で「このもの」という意味になりますが、日本語でわかりやすく訳すと「これ」となります。
自分の近くにあるものをさす場合に、「이것」(イゴッ)を使い、主に書き言葉で使われます。
이것은 교과서입니다.
イゴスン キョグァソイmニダ.
これは教科書です。
이것은 내 모자입니다.
イゴスン ネ モジャイmニダ.
これは私の帽子です。
「これ」を日常会話で使うとき
日常会話で「これ」を使うとき、「이것」(イゴッ)ではなく、「이거」(イゴ)」をよく使います。
さらに「これは~」、「これが~」、「これを~」も日常会話で使うときは、縮約形にしてより簡単に言います。
이것(イゴッ) → 이거(イゴ) これ
이것은(イゴスン) → 이건(イゴン) これは~
이것이(イゴシ) → 이게(イゲ) これが~
이것을(イゴスl) → 이걸(イゴl) これを~
「これください」を日常会話で使うとき
韓国で買い物をするときなんかに「これください」を知っていると便利ですよ。
韓国語の「これください」は、「이거 주세요.」(イゴ ジュセヨ)です。
이거 주세요.
イゴ ジュセヨ.
これください。
日常会話で「これ」を言うときは、「이것」(イゴッ)じゃなくて、「이거」(イゴ)を使います。
「これはなんですか」を日常会話で使うとき
「これください」に続き、「これはなんですか」と聞けると買い物で役立ちますよ。
説明された韓国語が理解できなければ、何を言われているかわかりませんが、ジェスチャーや単語だけでも聞き取れればなんとかなります。
韓国語で「これはなんですか」は、「이거 뭐예요?」(イゴ ムォエヨ?)です。
이거 뭐예요?
イゴ ムォエヨ?
これはなんですか
韓国語の「これは~」は、「이것은」(イゴスン)や縮約形の「이건」(イゴン)ですが、日常会話では「~は」を略せます。
そのため、「これ」の「이거」(イゴ)に「なんですか」の「뭐예요?」(ムォエヨ?)をつければいいため、直訳すると「これ なんですか」となります。
韓国語の「それ」
韓国語の「それ」は、「그것」(クゴッ)です。
그것(クゴッ) それ
「その」を意味する「그」(ク)に「もの」を意味する「것」(コッ)が組み合わさっていますので、「그것」(クゴッ)で「そのもの」という意味になりますが、日本語でわかりやすく訳すと「それ」となります。
相手の近くにあるものをさす場合に、「그것」(イゴッ)を使い、主に書き言葉で使われます。
그것은 내 핸드백입니다.
クゴスン ネ ハンドゥベkイmニダ.
それは私のハンドバッグです。
그것은 내 잡지입니다.
クゴスン ネ チャpジイmニダ.
それは私の雑誌です。
「それ」を日常会話で使うとき
日常会話で「それ」を使うとき、「그것」(クゴッ)ではなく、「그거」(クゴ)」をよく使います。
さらに「それは~」、「それが~」、「それを~」も日常会話で使うときは、縮約形にしてより簡単に言います。
그것(クゴッ) → 그거(クゴ) それ
그것은(クゴスン) → 그건(クゴン) それは~
그것이(クゴシ) → 그게(クゲ) それが~
그것을(クゴスl) → 그걸(クゴl) それを~
韓国語の「あれ」
韓国語の「あれ」は、「저것」(チョゴッ)です。
저것(チョゴッ) あれ
「あの」を意味する「저」(チョ)に「もの」を意味する「것」(コッ)が組み合わさっていますので、「저것」(チョゴッ)で「あのもの」という意味になりますが、日本語でわかりやすく訳すと「あれ」となります。
自分からも相手からも遠くにあるものをさす場合に、「저것」(チョゴッ)を使い、主に書き言葉で使われます。
저것은 달력입니다.
チョゴスン タリョkイmニダ.
あれはカレンダーです。
저것은 내 차입니다.
チョゴスン ネ チャイmニダ.
あれは私の車です。
「あれ」を日常会話で使うとき
日常会話で「あれ」を使うとき、「저것」(チョゴッ)ではなく、「저거」(チョゴ)」をよく使います。
さらに「あれは~」、「あれが~」、「あれを~」も日常会話で使うときは、縮約形にしてより簡単に言います。
저것(チョゴッ) → 저거(チョゴ) あれ
저것은(チョゴスン) → 저건(チョゴン) あれは~
저것이(チョゴシ) → 저게(チョゲ) あれが~
저것을(チョゴスl) → 저걸(チョゴl) あれを~
韓国語の「どれ」
韓国語の「どれ」は、「어느 것」(オヌ ゴッ)です。
어느 것(オヌ ゴッ) どれ
「どれが~」の「어느 것이」(オヌ ゴシ)や「どれを~」の「어느 것을」(オヌ ゴスl)のように使います。
어느 것이 좋아하세요?
オヌ ゴシ チョアハセヨ?
どれが好きですか?(とても丁寧な言い方)
어느 것이 좋아요?
オヌ ゴシ チョアヨ?
どれが好きですか?(丁寧な言い方)
어느 것을 삽니까?
オヌ ゴスl サmニカ?
どれを買いますか?
「どれが」を日常会話で使うとき
日常会話で「どれが」を使うとき、「어느 것이」(オヌ ゴシ)ではなく、「어느게」(オヌゲ)」をよく使います。
어느 것이(オヌ ゴシ) → 어느게(オヌゲ) どれが
어느게 맞습니까?
オヌゲ マッスmニカ?
どれが正しいですか?
今回は韓国語の「これ」、「それ」、「あれ」、「どれ」についてお伝えしました。
この4つをわかりやすく表にまとめました。
こそあど | 書き言葉 | 話し言葉(縮約形) |
---|---|---|
これ | 이것(イゴッ) | 이거(イゴ) |
それ | 그것(クゴッ) | 그거(クゴ) |
あれ | 저것(チョゴッ) | 저거(チョゴ) |
どれ | 어느 것(オヌ ゴッ) | 어느게(オヌゲ) |
※「どれ」の話し言葉(縮約形)の意味は「どれが~」です。
「これ」、「それ」、「あれ」、「どれ」の韓国語を知っていると日常生活で役立ちます。
書き言葉や話し言葉(縮約形)で使い方が違いますが、基本的にはどちらを使ってもOKなので、会話にどんどん取り入れてくださいね。